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対前年成長率

2024年3月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字予想に。

 【業績予想/決算速報】関東電化工業<4047>が10月25日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(4,300百万円)から下方修正され、1,600百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは5,050百万円を予想している。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(100百万円)から上方修正され、130百万円となる見通し、直前のIFISコンセンサスを35%下回る水準となっている。

業績予想修正の理由

 2024 年3月期第2四半期連結累計期間につきましては、精密化学品事業の主要顧客であります半導体メーカーの在庫調整による減産が継続しており、特にメモリ半導体の需給は未だ改善されておりません。この影響を受けた結果、半導体用特殊ガス類の販売数量が計画を下回って推移しているため、売上高、営業利益共に前回発表予想を下回る見込みであります。また、経常利益につきましては、為替差益の増加により前回発表予想を上回る見込みであります。 通期業績予想につきましては、半導体用特殊ガス類について、半導体の在庫調整が下期も継続すると想定されるため、販売数量が計画を下回ると見込まれることに加え、電池材料につきましても、電気自動車(EV)の一時的な成長鈍化による需給環境の悪化により、販売数量、販売単価共に計画を下回って推移すると見込まれるため、売上高、利益共に前回発表予想を下回る見込みであります。 また、配当金につきましては、配当性向20%を目安としておりますが、半導体市場、電気自動車市場共に一時的な在庫調整局面であり、長期的には安定的な成長が見込まれることから、配当予想(中間7 円、期末7 円、年間合計14 円)は変更しておりません。 なお、経営環境の変化を受けて、現在、中期経営計画の見直しを検討しており、11 月10 日に公表することを予定しております。主な内容として、数値目標の達成時期等の見直し、設備投資計画の見直し、資本コストを意識した経営の推進、政策保有株式の縮減を予定しております。(注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

決算カルテ

【発表実績】(経常利益)
【発表通期予想】(2024/03 経常利益)
対前年同期進捗(累積)対従来予想対コンセンサス対前期対従来予想対コンセンサス
-
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-111.7%
×
下方修正
×
-131.7%
×

通期予想

2023/10/25 15:00
決算期区分発表日売上高営業利益経常利益当期利益
2023/03 会社実績 2023/05/15 78,675 12,947 13,679 9,382
2024/03 会社予想 2023/10/25 63,800 -2,000 -1,600 -1,600
2024/03 従来予想 2023/08/10 77,500 4,500 4,300 3,150
2024/03 コンセンサス 2023/10/24 77,250 5,150 5,050 3,500
2023/09 会社予想 2023/10/25 34,800 -430 130 250
2023/09 従来予想 2023/08/10 35,500 0 100 250
2023/09 コンセンサス 2023/10/24 35,300 200 200 300
2023/09 Q2 コンセンサス 2023/10/24 18,999 1,611 1,059 610
2023/12 Q3 コンセンサス 2023/10/24 19,730 2,550 2,500 1,500

※単位は百万円、は今回発表内容

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