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2024年2月期連結本決算経常見通し下方修正。

 【業績予想/決算速報】日本色材工業研究所<4920>が4月4日に発表した業績予想によると、2024年2月期本決算の経常損益は前回予想(423百万円)から下方修正され、407百万円になる見通し。

業績予想修正の理由

2024年2月期の連結会計年度におきまして、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況は鎮静化が進み、経済・社会は大きく正常化しました。化粧品市場におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響が軽減、個人消費はメイクアップ製品を中心に新型コロナウイルスの感染拡大前を依然下回っておりますが、足元、マスク着用は徐々に減り、消費マインドも大きく改善しており、受注は回復しつつあります。(個別業績)当社グループにおきましても、国内・海外の化粧品メーカーからの受注は回復・増加しつつあり、個別業績におきまして、売上高は前回発表予想を上回る見込みです。利益面では、引き続きつくば工場第3期拡張等により諸費用が増加、加えて原材料費や人件費、各種経費等もインフレで上昇している中ではありますが、受注の回復で生産設備の稼働が向上、各種コスト圧縮努力もあって、経常利益は前回発表予想や前期実績を上回る見込みです。当期純利益は、後述する連結子会社Nippon Shikizai France S.A.S.(以下、「日本色材フランス社」という)の子会社株式評価損と、繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額の計上もあり、前回発表予想を下回る見込みです。(連結業績)連結業績におきましては、日本色材フランス社は予想を下回るものの、個別業績と連結子会社THEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.(以下、「テプニエ社」という」)において受注が回復しつつあることから、売上高は前回発表予想を上回る見込みです。利益面では、受注の回復で生産設備の稼働が向上しましたが、テプニエ社で急激な生産増に伴うコストが嵩んだことや、日本色材フランス社では大口受注の稼働の遅れなどもあって業績の回復が遅れたこともあり、営業利益や経常利益は前期実績を大きく上回るものの前回発表予想を下回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、後述する日本色材フランス社に係るのれん等の減損損失と、当社で繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額の計上もあり、前回発表予想を上回る見込みです。

決算カルテ

【発表実績】(経常利益)
【発表通期予想】(2024/02 経常利益)
対前年同期進捗(累積)対従来予想対コンセンサス対前期対従来予想対コンセンサス
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+175.0%
下方修正
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通期予想

2024/04/04 17:00
決算期区分発表日売上高営業利益経常利益当期利益
2023/02 会社実績 2023/04/12 11,760 161 148 246
2024/02 会社予想 2024/04/04 15,050 441 407 398
2024/02 従来予想 2024/01/11 14,834 482 423 348

※単位は百万円、は今回発表内容

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